2021 0513 何を目指して

こんにちは、にのです。

前回の更新から二か月以上経っている。

いろいろ言われるかもしれないが、僕は病むことが無ければあまり文章を書き連ねるタイプではないようだ。

 

さて、先日三年間所属した部活を退部させていただいた。

今日はそこで思ったことを率直に書き留めておこうと思う。

 

まず大学での部活動を三年間もさせて頂いたことは、とてもいい経験だったということだ。就活で自己分析をする中で気づいたことだが、大学で部活に入ったことで、変わった自分、形成された価値観がある。そして自分の強さ、弱さが明確になった。

 

まず第一に、挫折に強くなったと思う。最初からできないことや今までできていたことが出来なくなったということは自分にとってとてもつらいことだが、それに対し問題点を頭を使って分析し、正しく(回り道を多々しながらだけど)アプローチを試みることが出来るようになった。特に分析力はここ一年間で格段に上がったのではないだろうか。

二つ目に価値観についてだが、これはむしろ高校までの十八年間で作られた自身の価値観がそう簡単に変わらないということだ。たしかに必要があれば変えるし、反対に変えなくていい部分ももちろんあるのだが、自身が当たり前に思っていることが他人にとっては当たり前じゃないということはこの三年間で死ぬほど学んだ。これからもたぶんその繰り返しなんだろうけど、自身の価値観を他者と比較し客観的に見られるようになったことは大きな進歩だ。

 

三つ目に自分の強みであるが、どうやら僕は「仲間との絆」や「団結」をめちゃくちゃ重視し、上昇志向につなげ努力するタイプなようだ。これは高校時代の部活経験からわかったが、みんなが一つの目標に向けて役割を自覚し、坂を駆け上る勢いを作れたことは楽しかった。そして自身の適正にも合っていたんだなと今更ながら思う。

四つ目にあげる弱みは、上記の強みが活かせない時に、僕はポテンシャルが全く発揮できないばかりか出来ることのレベルまで下がってしまうということだ。大学の部活動では自身の実力不足でたくさんの人に迷惑や心配をかけてしまったとずっと後悔してるし、そんな状態でチームの一員なんて口が裂けても言えないと劣等感を感じ続けてきた。そうするとさらにできることもできなくなり、もともと図太いわけでもないメンタルがどんどん病んでいくという悪循環に陥った。

 

なんか大学で部活始めてから、たくさんの人に謝ってばかりだったな。

 

暴発ばっかしてごめんなさい。

中たらなくてごめんなさい

中途半端でごめんなさい。

迷惑かけてごめんなさい。

時間を割いてもらってるのに結果を出せなくてごめんなさい。

部に貢献できなくてごめんなさい。

 

みんな優しいから、ぜんぜんだいじょうぶーとか、一緒に頑張ろうとかすっごい励ましてくれたな。たくさん話聞いてくれたな。でもそうしてもらうと、それを強いてる自分自身がさらに嫌いになって、、、みたいな繰りかえし。

 

道場に向かうたびに感じるトラウマへのフラッシュバック、周囲への劣等感、部に貢献できずに迷惑ばかりかけている嫌悪感(四年になって先輩がいなくなってから特に)、そんな日々が続いて、少々疲れました。

 

退部するときもたくさん(勝手に)謝った。言われた方も困るから申し訳なかったけど出てくるのは謝罪の言葉ばっかだった。最後までほんとにクソ野郎だ。

 

できればもっと真っ当な人間として、一度始めたことは最後までやり切りたかったな。せっかく今まで一緒に部活で時間を過ごしてきた同期達とも疎遠になると思ったら悲しい、泣ける。

 

あ、でも今回指導陣から頂いたメールはすごく心に響いた。弓の成績のことなんて1㎜も気にせず、というより苦しんでいる僕もそれとして優しく受け入れてくれていることを改めて実感するような内容で、本当にありがたかった。そして僕の今後についての心配までしてくださり、本当にありがたい。こんないい人たちに囲まれているなんて、、、泣というかんじだ。

 

とにかく、今は自分から部活を取ったら何が残るのかわからない。だけどこの経験も将来の役に立つと信じて、卒業まで一年間成長したい。

 

話は少し逸れるけど、ここ一年部活とかでつらいときは「鬼滅の刃」のセリフにずいぶん助けられた。周りにあんまり理解してくれる人がいないので心に留めてるけど、鬼滅は自分の思い通りにできず苦しいながらも頑張ろうとした時に深く刺さる。逆にキャラへの感情移入が出来なかったり、人生そこそこの努力でうまくいっているとあんま刺さらないんじゃないかと思う。それこそ本物の挫折をしてこなかった高校までの僕には全く響かないし、登場人物はなんかわざとらしいこと言ってら、くらいにしか思わなかっただろう。

でも大人になる中で、何気ない日常こそがかけがえのない幸せで、その日常をつくるために時には苦しみながらも頑張らなきゃいけないって思うようになった。それはたぶんこれからもずっと変わらないし、報われないこともあるかもしれない。だけど、理屈ではなく、やらなきゃならないことはあるんだと思う。そしてそれは必ず自分含め、誰かのためなんだ。

 

最後は脱線しました。

下に個人的に救われた、また生きていくうえで大切にしたいと思ったセリフを書きました。人によって捉え方は違うかもしれないけど、自身の経験と照らし合わせながら読んでください。

 

 

関係ありません

立ちなさい 蟲柱胡蝶しのぶ

倒すと決めたら倒しなさい

勝つと決めたら勝ちなさい

どんな犠牲を払っても勝つ

私ともカナヲとも約束したんでしょう

しのぶならちゃんとやれる

頑張って

(胡蝶カナエ)

 

 

 

幸せの道はずっとずっと遠くまで続いているって思い込んでいた

(胡蝶しのぶ)

 

 

 

できるできないじゃない、やらなきゃならないことがある

(胡蝶しのぶ)

 

 

 

 

重い荷に苦しんでいる人がいれば半分背負い

悩んでいる人がいれば一緒に考え

悲しんでいる人がいればその心に寄り添ってあげなさい

(胡蝶カナエ)

 

 

 

 

胸を張って生きろ

 

己の弱さや不甲斐なさに

どれだけ打ちのめされようと

 

心を燃やせ

歯を喰いしばって

前を向け

 

君が足を止めてうずくまっても

時間の流れは止まってくれない

 

共に寄り添って悲しんではくれない

(煉獄杏寿郎)